less IS more & MOUNTAIN

2019年4月は残雪の北アルプスに行っていた。

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外出自粛生活もなんだかんだで2週間。

 

仕事で仕方なく都内に行く事があり、モヤモヤする事もある。

自分が無症状患者かもしれないし、移してしまう事、移されてしまう事を考えたら、

できる限り人混みは避けて生活したい。

 

 2019年の思い出を振り返る

さて、久々に長い期間、山に出かけていない。

ふと去年を振り返ると、北アルプスに出かけていたようだ。

 

GWのシーズン前に北アルプスを楽しもうという事で出かけた。

去年は山を精一杯楽しむために、登山にフォーカスをする生活をしていた。

本当の目的は、厳冬期の槍ヶ岳へ行く予定だったのだ。

 

しかし、年末年始は天気が安定しなかったため予定を断念。

その代わりに、残雪期の計画に変わった。という山行だ。

 

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 雪の少ない北アルプス

確か、2019年は雪が少ないと言われていた。

行ってみるとやっぱり少ないような感じがした。

本当はもっと雪が残っているはず。

 

この日の計画では槍沢にテントを張って、翌日に槍ヶ岳へアタックして帰ってくる予定だった。

翌日の天気予報が雨と出ていたため、急遽、徳沢園にテントを設営。

荷物を軽量化して槍ヶ岳をピストンするという、とんでもない体力勝負な計画に変更した。

(半ば無理だと分かり切った上での決行なので、普段はこんな無理矢理な計画はしない。) 

 

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槍ヶ岳は遠かった…

結果から言うと、そんな計画では全く槍ヶ岳には届かず。

槍沢から少し上がったところで時間切れとなってしまった。

 

体力的な余裕がなかった事が原因だが、一番は雪質の変化だった。

気温が高くなれば、当然雪質も緩くなってくる。

そうなるともうダメだった。

 

重たくて、踏み抜くし、滑る。

一歩一歩が重く、急登は登れなかった。

何度心が折れたか分からない、こんな山行ははじめてであった。 

 

ただ、行かなければ出会えない景色にたくさん出会えた。

登頂できなかったことは残念だけど、また次のための試練だろう。

 

徳沢園のテント場に着く頃にはヘッデンが必要なほどの暗闇。

さっさと晩ご飯を流し込んで泥のように眠った。

 

翌日は天気予報どおりに朝から雨。

徳沢園から上高地まで、雨の林道を歩きながら帰った。

 

 

最後に

今年はこういったチャレンジがなかなかできないであろうと思う。

ただ、いまはジッと待つ。それだけ。

1ヶ月や2ヶ月、山から離れたとしても、山は消えて無くなりはしない。

山が好きな気持ちも消えるわけでは無い。

気持ちよく体を動かして、山へ出かけられる日をただただ待つだけだ。 

 

一人一人が、できることから続けて行こう。