less IS more & MOUNTAIN

登山

秋に八ヶ岳・赤岳に行ったときの話。

春夏秋冬、一年中楽しませてもらっている八ヶ岳の山々。 今回は行者小屋が閉まっている頃に行ったときの話。 (もう秋どころではなく、冬になるすぐ前の頃だ) 朝晩はすでに氷点下にもなる時期。 山の上もそこそこ冷えていた。 ハイマツは凍りつき始めて、次…

GWに行く予定だった立山山行がなくなったのでブログを書く

GWに立山に行く予定だった…。 昨今の事情により、立山黒部アルペンルートは休業。どうあがいても山には入れません。 www.alpen-route.com とはいえ、毎年の楽しみであった立山。 急に行けなくなってしまい、とても残念である。 去年の写真を振り返りながら、…

楽ちんアクセスで登る冬の入笠山

(※2020年2月末の山行) 「どこか山に行きたいね」 そんな会話から実現された山行。 夕方から用事があるため、朝から登って、頂上でランチをして、そんなゆるゆるなハイキングプランで選んだのが今回の「入笠山」。 入笠山って行ったことある? 今回一緒に登…

2019年4月は残雪の北アルプスに行っていた。

外出自粛生活もなんだかんだで2週間。 仕事で仕方なく都内に行く事があり、モヤモヤする事もある。 自分が無症状患者かもしれないし、移してしまう事、移されてしまう事を考えたら、 できる限り人混みは避けて生活したい。 2019年の思い出を振り返る さて、…

山小屋に泊まるためだけに山に行く。

ここ最近の世の中では、外出は自粛。 どうやら山も例外ではなく、各団体・各山小屋などでは自粛を促しています。 もちろんそれは、登山客を守るためであり、山小屋に勤めているスタッフを守るためである。 そうなる前に行ってきた山のお話。 山小屋が好きで…

冬の谷川岳が好き。

冬は毎年行っている谷川岳。 何回行っても飽きないのは、谷川岳がいい山だからだろうか。 じゃあ、谷川岳のどこが好きなのよ。 振り返ってみることにします。 今年は特に、例年よりも雪が少ない山が多かった。 しかし、そんな時でも谷川岳は期待を裏切らない…

赤岳から硫黄岳へ。

赤岳でお昼ご飯を食べてからサクサクと歩き始める。 相変わらず人は少ない。 梅雨時期の貴重な晴れ間。 少ない人と静かな山を堪能する。 硫黄岳はいつも風が強い。 この日も例に漏れず強風。 行動食のエナジーバーを食べる。 一応持ってきたカメラで何枚か撮…

赤岳の頂を独り占め。

グッと標高を上げて、稜線へ出る。 平日の早朝、赤岳の頂上には誰もいなかった。 午後から天気が悪くなる予報だったが、 そう感じさせない快晴の青空。 風も穏やかで、ここでのんびりと朝ごはんを食べた。 赤岳には何回も来ているが、飽きることはない。 「…

赤岳の岩壁。

気が付くと行者小屋を通り過ぎて、文三郎尾根に取り付いていた。 一人だと歩くのも早い。 美濃戸から行者小屋までは穏やかな林道を歩き、その先から一気に標高を上げる。 道の険しさも相当のものだ。 見上げれば岩の要塞が立ちはだかる。 振り返れば下の町と…

苔が目覚める朝。

6月、ふと思い立って八ヶ岳へ遊びに行った。 南八ヶ岳を日帰りでぐるっと巡る予定だ。 日が昇る前から美濃戸を出発する。 徐々に明るくなる森の中。 夜中に雨がパラついてたせいかモヤが残る。 足元の苔は濃い緑を輝かせている。 水分を蓄えた緑たちが一斉に…

五色ヶ原→薬師岳

下山後、あらかじめ予約をしていたタクシーで折立から有峰口駅まで運んでもらった。 天候が悪かった1日目から、快晴の2日目、3日目。 最高の山行になった。 唯一の心残りは、五色ヶ原でテントを張らなかったこと。 雨の中ではテント設営はちょっと重たい気持…

きらめく朝。

2泊3日の旅も今日が最終日。 歩き始める一歩目が重たいのはいつものこと。 一歩が出れば、二歩、三歩は自然に前に出る。 深夜の冷え込みで気温が下がり、草木に霜がつく。 太陽が登り気温が上がると、辺りの露が煌めく。 今日は太郎平から折立に下山するだけ…

満天。

五色ヶ原山荘から薬師岳を超えて、太郎平キャンプ場に到着。 小屋閉め前の平日だったが、テント泊の人たちで賑わっていた。 みんなシーズンの終わりまで山を楽しんでいるのである。 日が暮れる前にテントを設営し、夜ご飯の準備に取り掛かる。 できるだけ軽…

薬師岳の頂。

青空が広がり、ほぼ無風。 重たいテント泊装備が肩に沈む。 北アルプスの山々に見守られながら薬師岳に辿り着いた。 薬師岳に登るのは、これが初めてだ。 北薬師岳から薬師岳を眺めるカール状になった景色が特に印象的だった。 薬師岳の名前の由来か、 頂上…

何処へ行く。

太陽が真上に上がる頃、気持ちの良い稜線を歩いていた。 どこまでも見渡せる景色は、僕たちの足を進めさせない。 小屋の営業が終わる9月末の3000m級の山の上。 日差しは思ったよりも強く、半袖でも十分歩ける。 歩いてきたトレイルを振り返る。 どっしりと構…

長くて短い1日。

少し広い尾根で朝日を堪能した。 暗くて肌寒い夜明け前から一転。 太陽が昇り、周りが一斉に目覚める。 五色ヶ原から薬師岳までの長い道のりが始まる。 明るくなってから気が付いたアップダウンの連続。 気持ちの良い稜線歩きは体力勝負なのである。 初日の…

山の上で特別な朝を迎える。

五色ヶ原の旅、二日目の朝。 夜明け前に小屋を出発する。 この日の行程は10時間のロングコースだからだ。 ヘッドライトの明かりを頼りに黙々と歩く。 遠くからだんだんと空が白んできた。 夜が明ける。 暗くて見えていなかった景色が一気に目の前に広がる。 …

窓を叩く雨音と山の静けさ。

立山からスタートした2泊3日の旅。 結局、初日は雨。 憧れの五色ヶ原山荘でのテント泊はお預けとなった。 代わりに小屋泊まりに変更。のんびりとした時間を過ごした。 自炊コーナーから見える景色は、雨粒でブラインドされている。 窓を叩く雨音。窓際に落…

先の見えないトレイルでは。

止まない雨はない。 終わらないトレイルはない。 下がったら上がるし、上がったら下がるのが常。 とにかく歩き続けることが大切。 二泊三日の五色ヶ原の旅は、立山より雨でスタートした。 2019.9.24

山登りがやめられない理由をまとめてみた

どうして山登りが好きなのか。 どうして山が好きなのか。 体力を使うし、怪我や遭難のリスクもある。 生産性のある趣味でもないし、道具代もバカにならない。 なんで辛い思いをしてまで山に行くのか。 よく聞かれることを改めて、自分の中で整理したいです。…

僕が出会った「登山」と「ウルトラライトハイキング」

大層なタイトルですが、特に意味はないというか。 思っていることや考えていることを書いてきます。 身近な自然に触れる楽しさ 初めて山を登るのなんて、学校登山とかそういうのが多いじゃないですか。 僕もその経験からなんですけど、もっと前へ戻ってみる…